旅立ち直後から、うちに帰ってくるまでのこと。
2014 / 11 / 13 ( Thu )
おべ。ちゃんが息を引き取ってから旅立ちまでのことを、ここに残します。
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★11月9日
当日の朝から息を引き取るまでの4時間弱のことははっきりと覚えているのですが、そのあとのこと・・・となると、なにをしていたのかはっきり思い出せませんが、なんとか記憶をたどってみました。

おべ。ちゃんに、
「ホントによ~がんばったね」
「いままで楽しかったよ」
「ありがとう」
を、た~~~っくさん伝え、とおさんと一緒にいっぱいいっぱい泣きました。
その涙は、後悔の涙ではなく、感謝の涙です。
いっぱいナデナデしたあとは、
オシッコやうんちょで汚れないようシートを敷き、
鼻から血が出てくるだろうと、顔の下にシートを敷き、
ドロドロになるのは大好きだったけど、汚れるのがキライだったおべ。ちゃんが気持ちよく寝ていられるようにしました。

そのあと、母に電話をしました。

我が家には車が1台しかありません。
その1台しかないライスネオ号をとおさんが仕事に乗って行ってしまっていたのですが、先月の出血後からは、なにかあったらすぐに病院へいけるよう置いておいてもらい、平日だけかあさんの実家から車を借りていました。
毎週日曜日の午後には父が車を持ってきてくれることになっていたのですが、おべ。ちゃんが旅立ってしまい、母に電話すると、その意味をすぐにわかってくれました。
それと、おそらく鼻から出血するのだろうと思い、詰め物を買ってきてほしいと頼み、カラダをキレイに拭きました。

14時頃、父と母と妹が、おべ。ちゃんに会いに来てくれました。

すでに硬直が始まっていて、舌を噛んだ状態だったのを妹が戻そうと試みたのですが、顎関節はガッチリ固まって動きませんでした。
オシッコがあちこちにつかないよう、足を後に伸ばしていたら、ピンピンに伸びたまま固まってしまい、うんちょが出るかもしれないと、自慢のシッポを上に向けていたら、上向きのまま固まってしまいました。
おべ。ちゃん、なんだかおかしな格好になってしまいました。

まだ鼻から出血はしていませんでしたが、詰め物をすると、体内に残ったり、ガスが発生するなどして、腐敗が進んでしまうかもしれないから、できるだけ出てくるものは出したほうがいいと・・・。
なるほどなるほど・・・の納得です。

さらに、この気温で明日1日置くと腐敗してしまうから、保冷剤で冷やして、できれば保冷バッグのようなもので覆って、出来るだけ中の冷気を逃がさないようにしたほうがいいと・・・。
おべ。ちゃんをギンギンに冷やすことに抵抗はあったものの、キレイなまま送ってやりたかったので、家中の保冷剤をかき集め、車中泊で目隠しするために作ったけど失敗作(^^;)の銀マットでカラダを覆い、顔だけは出しました。

鼻からは徐々に液体が出始めました。
キレイな顔につかないよう、ちょっとだけ鼻を下に向けたら、ポタポタどころか、滝のように流れ出てきました。

夕方になって、お花と線香と線香立てを買いにいきました。
おべ。ちゃんのまわりが、ちょっとだけにぎやかになりました。

とにかく口の中のにおいがすごくて、溜まった歯石を取り、口の中を拭き、歯磨きスプレーもし、保冷剤を交換しました。
夜には鼻からの液体に血が混ざり始めました。

この日は、リビングにお布団を敷いて、久しぶリに4人揃って寝ました。
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★11月10日
とおさんは仕事が休めないそうで、ライスネオ号に乗って出かけていきました。
かあさんは、朝から毛だらけの部屋を掃除し、保冷剤を交換し、お口の中をキレイに拭きました。
爪切りはどうしようか迷ったのですが、もうお散歩に行けなかったので、かなり爪が伸びていたので、思い切って切りました。
でも、切った爪を捨てられず、ティッシュに包んで仕舞いました。
鼻からの液体が完全に血に変わり、量も少しづつ少なくなってきましたが、止まる気配はありません。

14時頃、うさぽんさんとmayuさんが、お花を持っておべ。ちゃんに会いに来てくれました。
おべ。ちゃんのことを話したら涙が止まらないんじゃないかと思いましたが、なぜか笑いが止まりません。
それだけおべ。ちゃんが楽しいコだったのだと、あらためて感じました。

うさぽんさんとmayuさんと入れ替わるように、妹と甥っ子姪っ子がお花を持って会いにきてくれました。
本当はおべ。ちゃんが怖くて(というか、乱暴すぎて^^;)あまり触れなかった甥っ子と姪っ子でしたが、いっぱいナデナデしてくれました。

続いて母が、いつものように仕事を終えて、買い物に行く前に寄ってくれました。
毎日母が買い物に行く前に寄ってくれて、頼んだものを一緒に買って来てくれたため、ずっとおべ。ちゃんと一緒にいられて、離れることはありませんでした。
これには本当に感謝しています。

そのすぐ後、なぜかとおさんが帰ってきました。
一気に家の中がにぎやかになりました。
おべ。ちゃんも喜んでいたのかもしれません。
とおさんが帰ってきたので、久しぶりに母の車に乗り込み、買い物に連れてってもらいました。
先月の出血以来の外出ではないでしょうか・・・。

鼻からの血がネットリしてきました。
また口の中のにおいがきつくなってきたので拭いていたら、口が開いてきたので、奥までキレイにすることができました。
今日はかなり暖かかったのに、途中で保冷剤を変えることを忘れていたので、慌てて交換しました。
息を引き取ってから1日半ほど経ちますが、お腹は温かいです。
まだがん細胞が生きているのでしょうか・・・。

夜になって、おべ。ちゃんの瞳から涙が出てきました。
なにかやり残したことがあるのでしょうか・・・。
それとも、最期の挨拶だったのでしょうか・・・。

寝る前に保冷剤を交換し、この日もリビングにお布団を敷き、4人で寝ました。
4人で寝る最後の夜です。
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★11月11日
いよいよお空に昇る日がやってきてしまいました。

朝から、とおさんとふたりでカラダを拭きました。
ずっと左側を上にしていたので、ひっくり返したら右側はボサボサで、オシッコも出てきました。
途中で向きを変えてやればよかったです。
もうすっかり硬直は解けていたので、おかしな向きのシッポも、ピンピンに伸びた後ろ足も、定位置に戻りました。
何度拭いてもにおいの残るお口を、最後にキレイにキレイに隅々まで拭いて、舌も噛まないように戻しました。
鼻からの出血はかなり少なくなりましたが、「車に乗せるときに出てくるかもよ」と教えていただいたので、詰め物をしました。
これがなかなか難しかったです。
お腹には青くなっているところがありました。
出血したところでしょうか・・・。
あの太い血管も見えなくなりました。
ずっと保冷剤で冷やしていたのに、ほかの部分に比べて、お腹は冷えてません。
2時間ほどかけて、ピカピカのおべ。ちゃんになりました。
とても穏やかで、幸せそうな顔をしています。
本当に寝ているようです。
でも、もうおべ。ちゃんは、あのキラキラの瞳でかあさんを見てはくれません。
さみしいです・・・。

最後に家族写真を撮り、10時半・・・家を出て、最後のお散歩です。
我が家に来て、お散歩に行けるようになってから、先月の出血まで、毎日歩いたお散歩コースをゆ~っくり1周し、ミーニャを送ったお寺に向かいました。

ここから旅立ちます

動物供養の古い古いお寺です。
住職もしくは僧侶が、ちゃんとお経を読んでくれるし、ミーニャのお骨上げのとき、とても親切に説明していただいたので、ここに決めました。

11月11日の11時、11歳のおべ。ちゃんは大好きだったものをいっぱい持っての旅立ちです。

よく、「そこにいるような気がする」とか、
「今、そこにいた」
と言う話を聞きますが、今まではそんなこと絶対にないと思っていましたが、お経を読み上げ始めると、おべ。ちゃんが楽しそうに走り回っていました。
かあさんの方を見てはくれませんでしたが、赤いハーネスをつけたあの動き、間違いなくおべ。ちゃんでした。
ただ、「こっちにおいで~」とか「行かないでっ!」という思いはまったくなく、とにかく不思議な気分でした。
散々お寺の中を走り回ったあと、すっと元の場所に消えていきました。
「おいらは大丈夫ですよ~」と言っているかのようでした。
そう思いたかったけど、でも本当は何かから逃げているようにも見えました。

いよいよ最後のお別れのときがやってきてしまいました。
あれもこれもと持たせすぎてしまい、おべ。ちゃんが埋まってしまっていましたが、いっぱいっぱいナデナデして、「ありがとう」と「早く帰っておいで」と伝え、かあさんの大切なかわいいかわいいおべ。ちゃんは、

行っちゃったの~。

ライスも見守る中、一気にお空へ昇っていきました。
おべ。ちゃんはちゃんとライスにお別れをしたのでしょうか・・・。
ライスもちゃんとお別れができたのでしょうか・・・。
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戻ってくるのは14時とのことでしたが、14時に行ったら、すでに待っていました。
あいかわらず、あわてん坊さんですね。

おべ。ちゃんのお骨は病気に侵されていないところは真っ白で硬く、しっかりしていて8~9歳並だったそうです。
ちゃんとカルシウムも摂れていて、食事に間違いはなかったと褒められました。
腫瘍は肝臓の右側と左側の2箇所と、リンパ管に転移もあったようです。
長い間ステロイドを服用していたため、薬は体内に吸収されず残っていましたが、(後日、よくよく考えたら、あれは乾燥剤ではないかと・・・。病院でも確認したら、カラダに薬が残っているなんてありえないそうです。)ここまでの量の薬を飲んでいたにも関わらず、旅立つ数時間前まで歩いていたのは、相当体力があったのだと、また褒められました。
おべ。ちゃんが褒められて、かあさんは嬉しいです。
それと、うんちょも残っていました。
そして背骨の1つだけに、4箇所穴が開いてました。
「ボルトを埋める手術をしましたか」と聞かれましたが、「去勢」と「脾臓摘出」しかしておらず、いままで見たことがないそうです。
最後の最後に大きなナゾを残してくれました。
おべ。ちゃんは出生にもおかしなことがあって、最初と最後にナゾを残してくれました。
もう解明のできないナゾです。
お骨は出来るだけ持って帰りたいと思いましたが、「病気に侵されたところまで持って帰らなくていい」と言われ、キレイなところだけを出来るだけ拾い、最後の最後に、「おとうさんとおかあさんで、悪いヤツを粉々にやっつけてやってください」とのことだったので、あの憎たらしい血管肉腫を、これでもかってくらい叩きつぶしてやりました。
これでもう、おべ。ちゃんは血管肉腫に苦しめられることはありません。

ただいま~ですよ。

身軽なカラダになったおべ。ちゃんは、大好きなおうちに帰ってきました。
でも、もうどこを探しても、おべ。ちゃんの姿はありません。
空っぽになったおべ。ちゃんのバリケンを見たら、涙が止まりませんでした。
もうおべ。ちゃんのぬくもりに触れることはできないと思うと、涙があふれて止まりませんでした。
おべ。ちゃん、なんでいないの?
辛いとか苦しいとかじゃなくて、ただたださみしいだけ・・・。
このさみしさは、いつまで続くのでしょうか・・・。

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【 2014-11-13 23:59│ 血管肉腫 | コメント(2) | page top↑
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コメント
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この寂しさ…いつまでつづくのでしょうか!?私もセナの時と重なってしまい涙がでました。
大きな穴がポッカリと空いてしまったような感じでしょうね。
ペットロスで5年くらい苦しんだ私がいます。さちぽんさんは無理せず少しずつ元気になってくださいね。
思う事、感じる事、皆、同じです。
おとうさんや、お友達に、おべ。ちゃんの事たくさん話して泣いたり笑ったりしてくださいね。
今はまだまだ悲しい時間です。でも時間がお薬なんですよ。
お話しできる、ご家族がいるのですから幸せですね。
【 by: セナママ * 2014/11/16 17:43 * URL [ 編集 ] 】
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★セナママさん
きっと、いつまでも続くのでしょうね。
おべ。ちゃんのことを話すと、なぜが笑いに変わっていきます。
それがおべ。ちゃんの魅力なのでしょうね。
クヨクヨしていたらおべ。ちゃんが心配してしまうので、
焦らずゆっくり進みます。
ありがとう。
【 by: さちぽん * 2014/11/16 21:51 * URL [ 編集 ] 】
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