
たたき起こされて、車に押し込まれ、

やってきたのは病院。
ライスの肝細胞癌への放射線治療中止から3年3ヶ月。
放射線治療をした腫瘍はなくなったけど、放射線治療による炎症だと言われ続けていた部分が腫瘍になり、分子標的薬のパラディア錠での治療を約4ヶ月ほどしたけど、下痢と食欲不振で断念し、2度目の放射線治療終了から7ヶ月後の定期検診に岐阜大学動物病院に行ってきました。

いつもよりう~んと早く着いてしまったので、いつもより長めのお散歩に行き、いつものように車で待ち、いつもより遅く、10時半ごろ呼ばれ、

いつものように体重測定。
これで3日連チャンで12kg超え。
ようやく12kg台まで戻りました。
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この1ヶ月で変わったこと、気になることは、
2日前に、頭?耳の後ろ?首?にしこりを発見。
うずらの卵くらいあると思ったら、5mmくらいだそうで、たぶん大丈夫でしょう。
もし大きくなるようなことがあったら、そのときに調べましょう。と、様子見となりました。
脂肪腫じゃなくて、皮脂がどうのこうのって言っていたような気がしたけど、違ったかな。
調子はすこぶるよく、下痢も嘔吐もなく、ごはんもなんだかんだと残さず食べ、お散歩もちゃんと行って、絶好調の日々を送ってます。

今日はCTは撮らないので、採血は右後ろ足から。
あいかわらず出が悪いです。
ついでに、エコーも撮ってもらいました。
腫瘍は肋骨の中にしっかり納まっていて、一番手前のたぶん一番大きな腫瘍が4.5cm。
そのほかにボコボコとあって、放射線治療をした腫瘍のフチ?から、いくつか腫瘍が飛び出してきている感じで、ひと塊だと考えていいそうです。
全体だと結構な大きさで、左側は腫瘍でいっぱいらしいです。
CTでガッポリ黒く抜けているところも、エコーだとガッツリ腫瘍で、内部でところどころが壊死していました。
この部分は、吸収されて小さくなるのかな~。
小さくなってほしいです。
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今後のことは、血液検査が出てからお話しすることにして、

猛ダッシュで出て行くも、ガラスがあるのはわかるみたいで急停止。
意外と賢い(笑)

お水飲んで、ごはん食べて、

安心安全のライスネオ号で待っていると、11時半ごろ呼ばれました。
結果はいつもどおり、かあさんだけで聞いてきます。

★血液検査
肝数値はまだまだ正常値より高いものの、どれも下がってきてました。
腫瘍が大きくなってきてるからあがってきているといっていた先生と、
壊死してる部分が多いからあがっているといい続けてきたかあさんですが、
放射線の影響かな。
だよね。
っで、意気投合(←?)
半年くらいは影響あるってことだったし、急性肝炎を起こすくらいのダメージがあったことを考えたら、これが一番納得できるかな。
ASTがググッと下がっていたのは、肝細胞が修復してきているからだろうから、このあとはALTも下がってくるんじゃないかなっと思っています。
けど、ALPが今までで一番下がっていたのはなぜだろう(・・?)はて
まさか、サプリってことはないよね。
もしそうだとしたら、前のに戻したから、来月はあがるはずです。
BUNは変わらずも、クレアチニンがあがっちゃった。
クレアチニンがあがるのはよろしくない。
やっぱり、タンパク制限は必要かな。
CRPも正常値内で、強い炎症は起きておらず、

白血球・貧血・血小板なども正常値内。
増えていた好中球が減ったことで、減っていたリンパ球も増えました。
肝臓の炎症がおさまってきていると考えていいかな。
単球が増えたのはいいね。
数値的には改善がみられたのはよかったけど、腫瘍は大きくなっていそうです。
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今ある腫瘍をなくそうとは思わない。
けど、このままだと、確実にガンのヤツが襲い掛かってくる。
ジワジワと、着実に追い込んでくるのが肝細胞癌。
ここまでがんばってきたんだから、できることなら、肝細胞癌でつらい思いも、苦しい思いもさせたくない。
治療ができるくらい元気な今、やれるだけやったら、なんとか逃げ切れるんじゃないかと思い、

また分子標的薬での治療を始めることにしました。
今回は最初と同じ、2日に1回・30mgをしっかり服用し、多少の下痢は覚悟での治療になります。

まだやるの?
もういいんじゃないの??
放射線治療が最後の治療って言ってなかったっけ???
いろいろ思われる方もいるでしょう。
けど、何度も想定外のことを起こしてきたコです。
きっと、今回も奇跡を起してくれると信じています。

分子標的薬も免疫療法も教えてくれたおべ。ちゃんが、ねえちゃんはまだがんばれるですよ~て言っているのだと思います。
今日は11回目の9日です。
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◆◇◆2016年10月追記◆◇◆
★2015年10月6日
【TEL】
パラディアお渡しできそうと伝える。
免疫療法、インターフェロン療法について質問。
今回RTが奏功しなかったのは??
★2015年10月9日
【体重】
12.00kg
【問診】
RT終了から7ヶ月
状態変らず良好、消火器症状なし
【超音波検査】
内部に壊死領域を含む高エコー源性の腫瘤塊が左葉全域を占める。
【処方薬】
パラディア錠50・・・1回1/2T 1日1回 2日毎 32日分
パラディア錠10・・・1回1/2T 1日1回 2日毎 32日分
【所見】
超音波検査にて肝臓腫瘤は変わらないかやや大きくなっていることが確認できたにも関わらず、肝数値は徐々に低下してきている。
これに関して経時的な変化をみてみると、放射線照射終了から4-5ヶ月頃に放射線性の肝障害により数値が上昇していたのではないかと思われる。
今後に関してはパラディアを再開することとなり、副作用を極力減らしてQOLを維持することと抗腫瘍効果を期待して、他院にて免疫療法を開始してみるとのこと。
[スケジュール]
1.明日リンパ球採取のため採血
2.培養したリンパ球を2週間後から投与開始し、2週間毎に計3,4回実施
4.その後継続するのであれば1ヶ月に1回行っていく
2回目の免疫療法が終わったら大学でBT(TEL入る)
パラディアは免疫療法が始まった直後から開始する予定とのこと。
******************************帰り道・・・。